OCI の予算管理(Budget)を設定しておく理由と基本

検証ログ

なぜ予算管理が必要か

OCI Free Tier を利用していても、

  • 操作ミス
  • Always Free の上限超過
  • 有償リソースを誤って作成

などが起きる可能性があります。
このような意図しない課金が発生することを踏まえ、Budget で“見える化・通知”をしておくことが重要です。

OCI の予算管理(Budget)とは

Budget は、

  • 利用金額を監視
  • しきい値を超えたら通知

するための コスト管理機能 です。

ポイント

  • Free Tier でも設定可能
  • 実際に課金される前に気づける
  • コンパートメント単位で管理できる

設定できる単位

① テナンシー全体

  • すべての利用料金をまとめて監視
  • 学習用途ならまずはここでOK

② コンパートメント単位

  • Free Tier 用コンパートメントだけ監視
  • 将来、検証用/本番用を分けるときに便利

Budgetの設定方法

「ナビゲーション・メニュー」>「請求とコスト管理」>「コスト管理」>「予算」と辿り、
「予算の作成」をクリックします。


設定値:

  • 名前
  • 予算範囲
    • 「コンパートメント」or「タグ」
  • スケジュール
    • 「毎月」or「カスタム(臨時)」
      毎月 →「予算金額(USD)」と「予算処理の開始月」を入力し、
      カスタム →「予算金額(USD)」と「開始日と終了日(UTC)」入力します。
  • 予算アラート・ルール(オプション)
    • ポイント
      予算アラート・ルールを今すぐ設定することも、後で追加することもできます。同じ予算に複数のアラートを設定できます。
    • しきい値メトリック
      • 「実績支出」or「予測支出」
    • しきい値のタイプ
      • 「予算の比率(しきい値%)」or「絶対金額(しきい値金額(USD))」
    • 電子メール受信者
    • 電子メールメッセージ
  • タグ

Budget を設定しても課金は止まらない点に注意

重要注意点として、

Budget は「通知」機能であり、自動停止機能ではありません。

  • 通知は来る
  • しかしリソースは自動では止まらない

そのため、

  • 通知が来たらすぐ確認
  • 不要なリソースは手動で削除

という運用が必要です。

Free Tier 利用時に特に注意するポイント

  • Compute の形状変更(Always Free 対象外)
  • Block Volume の容量超過
  • Load Balancer の作成
  • Autonomous DB の有償設定

これらは 課金対象 になります。

まとめ

  • Free Tier でも予算管理は必須
  • Budget を設定すれば「知らない間に課金」を防ぎやすい
  • Budget は通知のみで自動停止はしない
  • 学習用途なら低めの金額で設定しておくと安心

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